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Lube-Tips Newsletter Japan  発信元:日本ノリア編集部
ルーブ・チップス ニュースレター
2008年09月01日 No.61
 理想の潤滑管理に近づくためのステップ
今日の「ちょっとしたヒント」
1.給油量の根拠
2.グリースの増ちょう剤
3.グリース開発の原点
4.軸受の不具合検出法
5.ロックステップ・トレンド
今日のヒント1:給油量の根拠
 当社のある顧客は、26台のチェーンソーの潤滑に、毎週300ガロンの油 を使っていました。多くの油を使うのが良い潤滑と思いこんでいたのです。

 私は、このチェーンの油の使用量の削減を監視するために協力を求めら れました。現行のシステムには、チェーンの上の開口した配管に、26個の 電磁弁が付けてあり、タイマー付きのPLCで制御されていましたが、それは 間欠的な給油であり、チェーンには連続的な潤滑油の供給が必要でした。 その会社は、空気/油デモユニットを1台のチェーンごとに使用していました。

 計算の結果、26台のチェーンに週当たり15ガロンの油しか使わず、現行 のシステムに比べ、チェーンは約4.4℃低温で運転されることが判明しま した。最終的にこの会社は、補給タイミングを調節して50%、つまり毎週 150ガロンの油の削減に成功しました。
(投稿: ジョエル・ロス、Air Draulics Engineering社)  

今日のヒント2:グリースの増ちょう剤
 グリース潤滑機器は長期間の停止を避けるべきです。グリースの基油 が増ちょう剤から分離し、流出します。増ちょう剤自体は、何の潤滑機能 も持っていません。
(投稿: ディーパック・プラバカール、Mangalore Refinery and Petrochemicals社)

ブックレビュー:グリース開発の原点
 いわゆる“トライボロジカルな問題”が発生した場合、トライボロジスト がその対応に使う考え方の原点として、「LUDEMA」がある。潤滑剤Lubricant、 設計Design、材料Materialの三つだ。一つでも不足があれば、問題は解決でき ない。協同油脂のエンジニアたちの念頭には、常にこのLUDEMAがあるという。 そして、今強化すべきは、「LU」の部分。グリースメーカーとして、謙虚に 原点に立ち返ろうという姿勢で臨んでいる。

この記事の続きは、マシナリー・ルブリケーション アーカイブから
(日本語)↓↓↓
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潤滑小事典: 軸受の不具合検出法
あなたの知識を試してください。ICML検定問題の1つです。
 問題)「転がり軸受故障の検出には、振動分析と油分析のどちらがより適していますか?」

解答はこちら

ICML検定について詳しくはこちら

読者の質問から:ロックステップ・トレンド
質問)「私は自社の鉱石運搬トラックの油分析を担当しています。ホイール モーターから、定期的にサンプルを採っていますが、いつも鉄(550 ppm)、銅(165 ppm)、アルミ(115 ppm)の高い濃度を得ています。 決まって高いシリコン濃度(400 ppm)も見られますので、摩耗の原因 はゴミによるものと考えています。しかし、油メーカーもアルミ部材を 使っていないホイールモーターメーカーも、高いアルミ濃度の理由を 説明できません。何が起こっているのでしょうか?」

解答)(ノリア・テクニカルコンサルタントチーム) http://www.noria.com/services/profiles/profilelist.asp

 油分析において、問題の根本原因を診断する鍵の一つは、異なる パラメーターの「ロックステップ・トレンド」を見ることです。例えば、 あなたの場合、毎回シリコン濃度が上昇し、鉄濃度も上昇していること から、鉄摩耗は恐らくゴミの侵入によるシリコンの存在が原因であること を示しています。このようなシリコンと鉄の直接的関連をロックステップ・ トレンドと呼んでいます。

(英語)↓↓↓
http://www.noria.com/learning_center/category_article.asp?articleid=298&relatedbookgroup=OilAnalysis

 主要元素だけでなく、少量元素の傾向を観察することで、さらに完全な 根本原因究明ができる場合がよくあります。これがあなたの問題を理解 する鍵を握っています。ゴミは主としてシリカとアルミナでできています。 この二つの鉱物、シリカとアルミナは、ゴミやチリの中に約3.4:1の比率で 存在します。大量のゴミやチリを含む油サンプルのスペクトルを分析すると、 シリコンとアルミニウムの濃度に、このシリカとアルミナの比率が典型的に 反映されます。あなたの場合、シリコンとアルミニウムの比率が3.5:1です から、アルミニウムは摩耗金属ではなく、ゴミによるものと推察できます。

潤滑小事典の解答

解答)
両方とも有効だが、オイル分析は、より早期の不具合が検出できる。

英語版はこちら


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