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Lube-Tips Newsletter Japan  発信元:日本ノリア編集部
ルーブ・チップス ニュースレター
2008年06月23日 No.56
 理想の潤滑管理に近づくためのステップ
今日の「ちょっとしたヒント」
1.サンプリング手順書
2.フィルター等級を学ぼう
3.潤滑油のチャレンジ
4.多目的グリース増ちょう剤
5.水は軸受の大敵
今日のヒント1:酸化を抑えるグリース
 サンプリングのための専用手順書を作りましょう。全てのサンプルが、一貫 した方法で採取できるようになれば、サンプリングの標準化も促進されます。 さらに、分析データのばらつきを最小限に抑えることができます。この手順書 は、新人の訓練にも使えます。
(ジェフ・スコット、Energy Northwest社 シニアエンジニア)

 

ブックレビュー1:フィルター等級を学ぼう
 汚染の管理において、フィルター等級は誤解されやすい分野です。最近の 経験ですが、フィルターを公称等級で分類している人を見かけました。公称 等級は、メーカーが任意に付けたミクロン値で、ほとんど何の意味もありま せん。ある10ミクロンの公称フィルターは、200ミクロンの粒子を通すことが、 各種の試験から確かめられています。もし、公称等級が5ミクロンであること を「優れている」理由として薦められても、鵜呑みにしないでください。

 もう一つのフィルターの等級としては絶対等級があります。絶対等級とは、 フィルターが通す最大粒子の大きさを表します。これは基本的にフィルター の最大開口部の大きさですが、その値を決定する標準的な方法は定まって いません。それでも絶対等級の方が、公称等級より性能指標として有用です。

 最も広く使われている最善の等級は、ベータ等級です。ベータ等級は「微細 フィルターエレメントのろ過性能評価に用いるマルチパス法」(ISO 16889:1999) によって決まります。

*この記事の続きはこちら(英文)
http://www.machinerylubrication.com/article_detail.asp?articleid=1289
(ジェレミー・ライト、ノリア・テクニカルコンサルタント)

*ISO 16889:1999に関する解説記事はこちら↓(英文)
http://www.practicingoilanalysis.com/article_detail.asp?articleid=564


ブックレビュー2:潤滑油のチャレンジ
 摩擦係数を減らす、という点だけでも、潤滑油には様々なチャレンジがあり ます。自動車のエンジンや、トランスミッションなど、しゅう動面の設計負荷 を軽減するのが潤滑油です。粘度の最適化や長寿命化などによって、自動車 用途のみで、年間100〜200万トンものCO2削減効果が期待されています。一般 産業用の潤滑油についても、10〜20万トンの削減が可能です。

*この記事の続きはこちら(英文)
http://www.nippon-noria.com/topinterview/vol10.html
(松村幾敏氏、新日本石油 常務取締役執行役員)  

潤滑小事典: 合成油の加水分解
あなたの知識を試してください。ICML検定問題の1つです。
 問題)「多目的グリースによく使われる増ちょう剤は?」

解答はこちら

ICML検定について詳しくはこちら

読者の質問から:潤滑プログラム改善の目的
質問)「ある軸受に、何回か不具合がみられたので油を分析しました。データで見る 限り、若干の水分が検出された以外は正常のようでした。油中の水は、どれ くらい問題となるのでしょうか?」

解答)(ノリア・テクニカルコンサルタントチーム)

 潤滑油中の水は、機器の寿命に壊滅的な影響を与えます。大手軸受メーカー の報告によれば、目視のみの検査で油中の湿分に気づかないでいると、最悪 の場合、転がり軸受の寿命が75%も短くなるとのことです。  水は、酸化、酸の生成、ワニス化、スラッジ生成、あわ立ち、粘度の問題 (水はまず油の粘度を増加させ、その後薄める)を起こし、油を伝導体にする こともあります。さらに水は、腐食が著しく進行する状態を作ってしまいます。  油を適度な温度に保ち、吸収性フィルターと真空脱水装置を活用すれば、水 は除去できます。頻繁な起動、停止をする産業用機器が、空気中の水に対して 最も敏感に反応します。これは、湿度がピークになる夏場に、特に顕著になり ます。

潤滑小事典の解答

解答)リチウム(リチウム12ヒドロキシあるいはリチウムコンプレックス)

英語版はこちら


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