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Lube-Tips Newsletter Japan  発信元:日本ノリア編集部
ルーブ・チップス ニュースレター
2008年05月26日 No.54
 理想の潤滑管理に近づくためのステップ
今日の「ちょっとしたヒント」
1.油レベルのチェック
2.合成油、その賢い選択
3.分散性の欠如の結果
4.侵入シリコンの発生源
今日のヒント1:油レベルのチェック
 遠心ポンプの油レベルチェックに、ポンプの両側にサイトグラスを付け るのがよい方法です。ポンプがケーシングの中心に据え付けられていない 場合、正確な油レベルは、一つのサイトグラスでは読み取れません。  一方は低く他方が高いことがありますが、その平均が推定レベルとなり ます。
(投稿: ランディ・リデル、International Paper)
 

今日のヒント2:合成油、その賢い選択
 合成油は常に正しい選択となり得るか? この質問に回答するには、合成 油の利点だけではなく、起こり得る落とし穴にも十分注意しなければなり ません。例えば、合成油は小さな構成分子を結合する「重合」と呼ばれる 方法で製造されます。  一般的に合成油は、原油から最終的な基油に精製するまでに要する作業 量から、従来の鉱油に比べ価格が高く、ポリアルファオレフィン(PAO)の ような普通の合成油で3倍から5倍、固有の化学的不活性さが要求される フッ化ポリマーのような極めて特殊な合成油では数百倍もします。

*この記事の続きはこちら(英文)
http://www.machinerylubrication.com/article_detail.asp?articleid=1317
(マーク・バーンズ、ノリア シニアテクニカルコンサルタント)  

潤滑小事典: 分散性の欠如の結果
あなたの知識を試してください。ICML検定問題の1つです。
 問題)「潤滑油の分散性が欠如するとどうなりますか??」

解答はこちら

ICML検定について詳しくはこちら

読者の質問から:表面張力と油
質問)「シリコン(Si)はどこから入ってくるのですか?」

解答)マーク・バーンズ(ノリア・シニアテクニカルコンサルタント)

 ちりなど異物の侵入があるかどうかを調べるため、分析ラボではSiの量 を測定します。Si値が高い場合、たいていはちりが原因ですが、可能性は 他にもいくつかあります。最も代表的な4つは次の通りです。

1)あわ消し剤 - 多くの油には、メチルシリコンポリマーをベースとした あわ消し剤が入っており、こうした添加剤の存在で元素スペクトルを分析 すれば、Siが検出される。通常、あわ消し剤によるSiのレベルは、1〜10 ppmである。

2)シリコンベースのシール材 - 産業機械や自動車に使われるシール材の 多くはシリコンベースである。シール材によるSiレベルは、潤滑システム に浸出するSiの量に直接関係する。

3)鋳型の砂 - 部品の中には、シリコン酸化物の砂の鋳型で作られている ものがある。使用前に十分清浄化するとはいえ、新品の機器からも50〜100 ppmレベルのSiが検出されることは珍しくない。このレベルは、機械の 慣らし運転と定期的な油の交換によって下がるものである。

4)冷却剤汚染 - 多くのエンジンクーラント(冷却剤)には、Siを含む防錆 剤が入っている。エンジンの場合、Na、KやBなどの元素とともに、Siの値が 高いのは、冷却剤の漏れを示している。

 他に証拠がなければ、シリコン源を添加剤、シール材、鋳型から特定する ことは困難ですが、シリコンとアルミニウムの両方が出れば、ちりの侵入で あると言えます。シリカとアルミナを含む普通のちりで診断するなら、Siと Alの比率がいつも決まった3.4対1なら、ちりの侵入であることが確かめら れます。

潤滑小事典の解答

解答)エンジンの付着物発生、スラッジ発生、潤滑性の低下、油の流れの悪化

英語版はこちら


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