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Lube-Tips Newsletter Japan  発信元:日本ノリア編集部
ルーブ・チップス ニュースレター
2008年01月07日 No.44
 ワールドクラスの保全は潤滑から
今日の「ちょっとしたヒント」
1.目視保全の工夫
2.タンクの結露の原因
3.五感で酸化を診る
4.ギヤボックスに入る水
今日のヒント1:目視保全の工夫
 集中給油方式の保全活動を改善するため、透明な分配ブロックを設置する とよいでしょう。こうすると、設備寿命を短くする閉塞や漏れを楽に探し出せ、 保全予算の節約にもなります。。

(投稿:デイビッド・グラズマン、信頼性エンジニア)

今日のヒント2:タンクの結露の原因
 油面レベルの管理をしっかりしないと、油圧システムの重大な汚染原因になる。油面が低くなると、タンク内に余計な空気が入り、これが、たびたびポンプ内部の破壊的なキャビテーションや、スラッジを誘発するタンク壁面の結露につながる。スラッジは、油の潤滑性を低下させ、寸法公差の小さい面間で、スコーリングや摩耗を起こす。キャビテーションは、油圧システムの中で、気泡あるいは油蒸気の泡が破裂−崩壊−したものである。

 キャビテーションを防ぐには、まず確実に吸入側の網スクリーンをきれいにし、油リザーバーのレベルを常に適正に保つことである。このことは、システム全ての漏れを防ぐ手段ともなる。 戻りラインに良いフィルターが付いている清浄なリザーバーは、吸入側の網スクリーンは不要かもしれない。吸入側の網スクリーンは掃除が難しい。最悪の場合、掃除されないと網スクリーンは詰まり、ポンプが破損してしまうかもしれない。

出典書籍:「Fluid Power Maintenance Basics and Troubleshooting」(英語版)

潤滑小事典
 あなたの知識を試してください。ICML検定問題の1つです。
質問)「人の五感で観察できる油酸化の兆候を挙げてください」

解答はこちら

ICML検定について詳しくはこちら
読者の質問から:ギヤボックスに入る水
質問)「数台のギヤボックスを高温多湿の環境に設置しています。ギヤボックスの中に水が入ってしまうのが問題です。これらギヤボックスには、通気孔があります。ギヤボックスの故障を避けるため、月に1回、ギヤボックスから油を排出しています。油の代価で非常に費用がかかっています。この問題を解決する最善策はありますか?」

解答)ボブ・スコット(ノリア・シニアテクニカルコンサルタント)

 このギヤボックスは高温多湿の環境下で稼動しているので、水はシールよりむしろ通気孔から入ってくるか、あるいは水洗の影響と思われます。

 検討案を挙げましょう。第一に、通気孔を配管で湿気の少ない所に出す、そして標準的な乾燥剤入りブリーザーのような水除去/水排除型ブリーザーを使います。もしこれが不可能なら、伸縮チャンバー型、伸縮チャンバーと乾燥剤入りブリーザーとの組合せ、あるいは、ダイアフラム式水排除ブリーザーを使うのが最も好ましい選択肢です。こうすれば、水はブリーザー/通気孔を通ってギヤボックスに入ることができません。さらに、水の浸入の兆候を確認するため、定期的に日常の目視検査を行ってください。

 もし、水が観察できても、いつも油を交換する必要はないでしょう。
水を除去できるフィルターエレメント、あるいは透析方式の水除去装置を使って水を除去することができるからです。ギヤボックスの大きさや重要に鑑みて、移動式の装置を定期的に接続できるクイックコネクターを使用 するか、ギヤボックスが十分大きいようなら、専用のオフライン水除去、 あるいは粒子ろ過装置をそれぞれのギヤボックスに使っても、妥当な判断と いえるでしょう。



潤滑小事典の解答

解答)スラッジやワニスの生成、油の黒色化、酸や腐敗油臭

英語版はこちら


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