Lube-Tips Newsletter Japan
発信元:日本ノリア編集部
ルーブ・チップス ニュースレター
2007年12月25日 No.43 |
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ワールドクラスの保全は潤滑から |
今日の「ちょっとしたヒント」
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1.注ぎ口をきれいに
2.オイルで初期摩耗を検知
3.グリコールと油を混ぜるな
4.粘度測定結果は異なる |
今日のヒント1:注ぎ口をきれいに |
包装作業の現場を監査した際、潤滑油補充容器の注ぎ口が「開」の位置になっているのに気付きました。浮遊汚染物質は、この注ぎ口の構造上、油に直接入ることはありません。しかし「開」の位置のままでは、注ぎ口の先端の内側に包装用厚紙のほこりが堆積します。口先の内側にある油膜は、磁石のようにほこりを吸いつけてしまいます。そしてほこりは、給油の間、設備に移動してしまいます。
私は塗装ペンを使って、補充容器の注ぎ口に「開」「閉」の印をそれぞれの位置につけました。さらに「停止」の位置を線で丸く描き、注ぎ口がどの位置まで入っているか分かるようにしました。これらは作業者が作業を終えたとき、注ぎ口を閉める注意書きとして役立ちます。
(投稿: ジョン・ハイザー、潤滑専門士、Coors Brewing Co.)
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今日のヒント2:オイルで初期摩耗を検知 |
機械の振動監視は、回転機械の状態を調べる手段として広く使われている。しかし、オイル分析は、多くの局面で異常あるいは初期摩耗が進行しているのを早期に知らせることができる。オイルの監視と分析は、特に低速機械、往復運動機械およびギヤボックスに適している。
機械内部の部品が摩耗すると、潤滑油の中に摩耗粒子が出てくる。この粒子の大きさ、形状および摩耗粒子の成分を分析すると、摩耗した固有部品を特定することにつながる。この貴重な情報は、機械の運転を継続できるかどうかを決め、修理の計画を実践し、必要な部品の注文や不要な計画外停止の予防に使うことができる。
出典書籍:「Facility Manager's Maintenance Handbook」(英語版)
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潤滑小事典 |
あなたの知識を試してください。ICML検定問題の1つです。
質問)「エンジンオイルがグリコールで汚染されると、どうなりますか?」
解答はこちら
ICML検定について詳しくはこちら |
読者の質問から:粘度測定結果は異なる |
質問)「40℃で粘度を計る現場粘度計を使っています。給油作業者は、同じシステムから定期的にサンプルを検査しています。しかし、我々が計った粘度は、供給業者のデータより10%ほど高くなっていることが多いのです。何か間違ったことをしているのでしょうか?」
解答)マーク・バーンズ(ノリア・シニアテクニカルコンサルタント)
油の粘度は、唯一無二の重要な特性ですから、現場のテスト機器を使って粘度を頻繁に計るのは意味があります。しかし、全ての現場機器と同じように、どのようにこれら機器が作動するか、そして他と比較した場合の長所と短所を理解するのは大切なことです。
粘度に関しては、2つの測定できるパラメータとして絶対粘度および動粘度があります。動粘度は、油が漏斗を通って流れるような重力下で流れとせん断に対する油の抵抗を測ります。一方、絶対粘度は、流れとせん断に対する内部抵抗を測定します。絶対粘度を思い描くには、金属棒を使い、かき混ぜるのに必要な力を想像しましょう。貴社の潤滑剤供給業者や油分析実験室から報告された粘度は、たぶん「ASTM D445」で定められた動粘度でしょう。
貴社の現場測定と実験室データが直接対応しないのは2つの重要な理由があります。第一に、ほとんどの現場測定器は実は絶対粘度を測定しており、動粘度は絶対粘度を密度で割って計算しています。現場の粘度計は、実際に密度を測定せず、油の仕様書から推定しているので、絶対粘度を動粘度に変換するとき誤りが生じます。絶対粘度の測定は正しくても、油の密度は単に推定しているので、動粘度への変換が実際より大きくなります。特に、汚染と酸化は使用油の密度を大きくします。第二に、もし貴社の現場測定器が油を40℃まで加熱していない(大抵は加熱しません)とすれば、多分油の粘度を現場実験室の温度(一般に20〜25℃)で測定しています。そしてその上、粘度を40℃で測定するというソフトウェアでバーチャルに推定しているのです。この推定法は、また使用油の粘度指数が変化するので、報告書の測定値に誤差が入ってきます。
しかしながらこのように、多少の不便さはあっても、適切に使えば、現場の粘度計は現場試験の活動の価値を高めてくれます。
供用中の油の粘度を素早く簡単に測定するには、自分の現場粘度計を使い、常に新油の基準値を決めておくことが大切です。
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潤滑小事典の解答 |
解答)グリコールは潤滑剤の基材および添加剤と反応して油の粘度を上げ、 酸化を加速し、スラッジを生成する。
英語版はこちら
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