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Lube-Tips Newsletter Japan  発信元:日本ノリア編集部
ルーブ・チップス ニュースレター
2007年11月26日 No.41
 ワールドクラスの保全は潤滑から
今日の「ちょっとしたヒント」
1.プラグ間違いのポカよけ
2.オイルの清浄化を推進しよう
3.潤滑システムの名称
4.高温はいつも油の敵?
今日のヒント1:プラグ間違いのポカよけ
  製造元から供給された当社のギヤボックスには、ドリル孔のあいたパイププラグ式ブリーザーがついています。時たま、経験不足の工員が、ギヤボックスをリビルドすると、ドレーン管のプラグとブリーザーのプラグを間違えてしまうことがあります。結果は、いつもやっかいな油漏れ…
 我々は、昔から使っていたオリフィス状ブリーザーに換え、粒子フィルターブリーザーを導入し始めました。パイププラグ状ブリーザーがついたギヤボックスでは、ブリーザーのプラグが良くわかるように、本体と異なった色で塗装しました。この措置によって、プラグが正しい位置に確実に取り付けられるようになりました。

(投稿:ビル・ジェイコブヤンスキー、保全マネージャー、Guardian Industries社)

今日のヒント2:オイルの清浄化を推進しよう
  オイル分析と機械潤滑において、知識を探求することが重要と気づき、学び、用語を良く理解している人々にとって、基本概念と事実は、まるで外国語のように相違があることがあります。そしてこれは、大きな障壁となりえます。
 私は、教育訓練者として、いつも理解に役立つ現場の類似事例を「基本的な考え」として紹介するように努めています。

 確実な目標を効果的に処理するため、いかに粒子測定限界値を設定し、使いこなすか、という基本的な考えは、しばしば誤解されます。オイル分析を依頼するユーザーは、毎月粒子の計数のため、サンプルを提出しますが、残念なことに多くはどんな達成目標を狙うべきか、そしていかに効果的に目標値を使うか考えていません。
 理解しやすいように、オイルの清浄度を自動車教習の見地から考えてみましょう。運転者は、最初のレッスンから、高速道路であれ郊外の道路であれ、それぞれの道路に速度制限の標識があることを教えられます。通常、速度制限は確実に目標に到達できるように、国、あるいは地方自治体によって決められています。これは、運転者がA地点からB地点まで、自分自身、通行人、同僚の運転者、自転車および歩行者が安全に到着できるようにするためです。視覚および視線、道路の湾曲および歩行者の存在(特に学校付近)のような重要な因子は、決定要因に組み込まれます。

(マーク・バーンズ、ノリア・シニアテクニカルコンサルタント)
出典書籍:「マシナリー・ルブリケーション」(英語版) 記事の続きはこちら

潤滑小事典
 あなたの知識を試してください。ICML検定問題の1つです。
質問)「一系列複数潤滑方式や一系列連続潤滑方式は、どのような名称の潤滑システムのカテゴリーに属するか?」

解答はこちら

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読者の質問から:高温はいつも油の敵?
質問)「高温は、軸受油中の添加剤の消耗と基油の酸化を助長すると聞きました。当社は製紙工場です。製紙機械メーカーから、主力の潤滑油リザーバーを80℃に維持するように言われています。高温が起こす害が怖いのですが、何故このような高温が推奨されるのですか?」

解答)ノリア・テクニカルコンサルタントチーム

 運転温度が高いことが、添加剤と基油の機能低下を助長することは間違いありません。広く使われている指標では、8℃温度が上昇する毎に、油の寿命が半分に短縮されます。それでも製紙機械の用途には、高温が推奨されるのが普通です。その理由は、良好な撥水性、低泡立ち性、良好な空気の放散、粒子沈降速度の改善、良好なドレーン、水の急速蒸発があります。しかしながら、温度上昇によるメリットの多くは、せいぜい60℃位で十分得られます。この低い温度では、粘度は上昇しますので、粘度グレード選定表を確認したくなるでしょう。一般に、低い温度の油は、酸化と熱損傷に対して、より耐性があります。機械や油の供給業者と共に彼らから提案された温度や粘度変更について、再度検討してみて下さい。

潤滑小事典の解答

解答)集中注油システム(Centralized lubrication systems)

英語版はこちら


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ルーブ・チップス ニュースレター
2007年11月12日 No.40
 ワールドクラスの保全は潤滑から
今日の「ちょっとしたヒント」
1.リザーバーの赤外線検査
2.ケーススタディ「合成油」
3.油中のアルミ汚染
4.潤滑油のライフサイクルコスト
今日のヒント1:リザーバーの赤外線検査
 リザーバーの運転温度を測定するために、回転機械の赤外線検査を実施することを考えてみませんか? 大型ギヤボックスの定例赤外線検査の結果、油冷却器ポンプの故障により、ギヤボックスが過熱し、約90℃の高温運転状態となっていたことがわかりました。油がひどく泡だっているのが、サイトグラスから見えました。

(投稿:ジョセフ・ドミニク、潤滑エンジニア、Allegheny Energy Supply社)

今日のヒント2:ケーススタディ「合成油」
 ある建機作業請負業会社が、某建機のエンジンをフル稼働で24時間連続運転させたところ、ターボチャージャが短期間で故障してしまった。油分析と故障部品診断の調査により、ターボチャージャの油の管内で、鉱油系基油が炭化し、油の流れが抑制され、これが軸受破損につながって故障が起きたことがわかった。
 油が炭化状態になった最初の原因は、ターボチャージャ・ハウジング内部の過熱だった。当初の鉱油系基油と同じ粘度の完全合成ディーゼルエンジン油を選定し、注油した。ターボチャージャの早期故障は再発せず、油温も約-13℃低下した。

出典書籍:「The Practical Handbook of Machinery Lubrication」(英語版)

潤滑小事典
 あなたの知識を試してください。ICML検定問題の1つです。
質問)「高温の運転温度が予想されるときに必要とされるグリースは、滴点の高い方か、あるいは低い方か?」

解答はこちら

ICML検定について詳しくはこちら
読者の質問から:潤滑油のライフサイクルコスト
質問)「油のライフサイクルコストとは何ですか? その計算方法は?」

解答)ノリア・テクニカルコンサルタントチーム

 購入価格が高くても、高性能製品の総合コストは、汎用製品の総合コストより、時に低いことがあります。これが本当かどうかを評価するには、購入価格より、むしろ製品のライフサイクルコストを考察する必要があります。油のライフサイクルコストは、所定の製品の油交換から油交換までの長い期間に、実際に使われる総合費用です。油交換に至るには、間接的でありながら根拠のある要因となる費用、費やされる様々な時間があります。

 たとえば;
1. 油の仕様書
2. 油購入への手間(購入書類作成および書類の郵送も含む)
3. 油自身の費用
4. 油の受領と保管
(受領確認のための発送追跡の書類作成と作業ミスや怠慢によるやり直し作業も含む)
5. 送り状の受領、承認と支払い
(この項目だけは工場での潤滑作業の実質費用に加えられる)
6. 潤滑係あるいは装置への油輸送
7. 必要な油の廃棄
8. 油交換の労務費
9. 油交換に伴うその他の材料費
10. 新油の一生涯の監視費用
11. 油劣化によって生じる費用
(油膜強度の低下、ろ過性の欠損、汚染、機械、表面の腐食および破損を含む)
12. 油交換に伴う機械停止費用

 貴社で計上すべきその他の固有費用もあるでしょう。もし、それぞれ増加費用あるいは所要時間を推定できるなら、その時間に対して平均的な賃率を適用します。そしてその他多くの費用と合算します。すると、貴社の設備における油交換の全てのライフサイクルコストをかなり正確に推測できるでしょう。その値は、意外と高いものです。
 これら項目の全ては、メンテナンス予算書では勘定項目として明示されません。それにも関わらずこの費用は、組織によって配賦され生産品目当りの全費用に加えられるのです。

潤滑小事典の解答

解答)ピストン、軸受、ブッシュシール、シリンダー、ごみ/異物、
   フィルターからの摩耗粉

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