Lube-Tips Newsletter Japan
発信元:日本ノリア編集部
ルーブ・チップス ニュースレター
2007年07月30日 No.33 |
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“潤滑人”は利益を生み出す |
今日の「ちょっとしたヒント」
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1.グリースの適合性をチェック
2.作動油を賢く購入
3.すす対応の添加剤
4.レーザーポインター活用法
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今日のヒント1:グリースの適合性をチェック |
グリース選定の検討に粘度が重要だということは、ほとんどの人が知っています。もう1つの留意点は、基油と増ちょう剤でしょう。多くの増ちょう剤には適合性がありません。例えば、リチウムコンプレックスや、ベントン系のグリースを混合すると、基材は柔らかくなり、潤滑油の油たまりができ、軸受から滴下したりします。しかしこれらは、NLGI規定値、粘度指数、混和安定性、滴点、チムケンOK荷重などは同じはずです。
これらは両方とも、一般用グリースとしてリストアップされています。だからといって、これらが同じものだと騙されてはいけません。非適合性のグリースによって、軸受内部で潤滑不能が起きます。使おうとしているグリースが、既存の機械のグリースと適合性があるか、増ちょう剤適合性チャートで調べましょう。
(投稿:ランディー・ウィディック、振動スペシャリスト、Alcoa Inc.)
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今日のヒント2:作動油を賢く購入 |
高級作動油の最も重要な特性は何か。そう考えると分かりにくいことがある。幸い、作動油は手軽に品質評価ができる。油圧システムや油圧駆動機械を販売している企業は、高品質油を使うことに利害関係があるので、作動油の規格を自ら制定し、その仕様の製品を作動油メーカーに生産させ、認定書を発行している。この油のリストを見て購入すれば、品質保証は合理的に成されることになる。代替案としては、エンドユーザーが作動油の仕様書を作成し、いくつかの会社に競合見積書を出させ、納入業者から適合品を求めることだ。
油を購入し使用を始めたら、定期的に油の品質を検査しなければならない。
代表的な検査は、以下の項目を含む:
ISO汚染度
添加剤レベル
水汚染
摩耗金属
フェログラフィー
粘度
中和価
高品質油を購入し、それを装置の中に入れて放置しておくのは、ばかげている。そして、一定間隔で検査するのは、絶対必要だ。
出典書籍:「The Lubrication Engineers Manual」
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潤滑小事典 |
あなたの知識を試してください。ICML検定問題の1つです。
質問)「極性で、すすを包み込み、細かく分離させている添加剤の名前は?」
解答はこちら
ICML検定について詳しくはこちら |
読者の質問から:レーザーポインター活用法 |
質問)「プレゼンに使うレーザーポインターがサイトグラス内側に分散している固形物、水/油のエマルションの識別に役立つとの記事を読みました。これはどのように使うのですか?」
解答)ノリア テクニカルコンサルタントチーム
反射光の断片が、油の中に分散している大きな固形粒子のありかを示す、というのが、その機能の1つです。サンプルボトルの中で、新しいタービン油、あるいは、透明度の高い油を使って実験すれば観察できます。
ためしに、レーザー光を油の中に水平に通し、開いたビンの口から食卓塩を中に振り掛けてみてください。塩が光束を横切って落ちる時、レーザー光線に反応して何か光るのが見えるでしょう。レーザー光線を使わないと、油の中の塩は肉眼では全く見えません。
もう1つの方法は、油を通過したレーザー光線の光束を白い紙の上で観察するのです。紙の上のレーザーポイントがはっきり識別できますか? あるいは、ぼんやりと広がっていますか? 拡散した光は、乳化物、酸化物、着色物、他の汚染物、あるいは油が劣化したものです。このレーザー方式は、黒ずんだ不透明な油では役にたちません。
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潤滑小事典の解答 |
解答)分散剤
英語版はこちら
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Lube-Tips Newsletter Japan
発信元:日本ノリア編集部
ルーブ・チップス ニュースレター
2007年07月17日 No.32 |
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“潤滑人”は利益を生み出す |
今日の「ちょっとしたヒント」
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1.水からグリースを守れ
2.ギヤボックスの付属品
3.運転中の粘度範囲
4.油分析は評価の道具
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今日のヒント1:水からグリースを守れ |
5kgのグリースドラム缶を交換する時、フォロワープレート(落し蓋)の上に凝縮水を見つけることがあります。この問題を解決するため、新しいドラム缶のフォロワープレートの上に、2〜3枚のペーパータオルを置いています。
タオルは、ドラム缶が空になるまで水を吸収しています。ドラム缶を換える時、タオルも交換してください。
(投稿:ケニス・ミッシェル、International Paper)
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今日のヒント2:ギヤボックスの付属品 |
小型のギヤボックスには、多くの場合注油口とドレンプラグが付いています。
ギヤボックスに適量の油が入っているかどうか見分ける唯一の方法は、注油プラグを外しその中に指を入れることでした。この方法を改善するには、ドレンプラグをサイトグラスに交換します。この方法により、機械の側を歩いている誰でも容易に油不足の問題に気付きます。
これで注油キャップを開ける必要がなくなりました。注油キャップは、油の補充やオフラインろ過に備えるため、適切なブリーザーか、クイックコネクタ(注油口とドレンプラグの両方)に交換しましょう。
投稿:ビル・ジェイコブスキー、Guardian Industries、保全マネジャー
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潤滑小事典 |
あなたの知識を試してください。ICML検定問題の1つです。
質問)「転がり軸受油の運転温度における正常な粘度範囲は?」
解答はこちら
ICML検定について詳しくはこちら |
読者の質問から:油分析は評価の道具 |
質問)「建設機械のディーゼルエンジン潤滑油/作動油を検査する方法はありますか?私は、オークションでバックホー/ローダーを有利に購入したいと思っています。」
解答)ボブ・スコット(Noria Corp.)
種々の油(エンジン、油圧、トランスミッション)、グリコール冷却剤、燃料などは、業界の油分析ラボでサンプリングし、現在の状態を分析することができます。ラボは試検液と、サンプリングした機械・設備の状態について報告することになっています。しかし、自分自身で分析したいなら、少々厄介なことをしなければなりません。
まず、機械の運転中(あるいは熱い状態の時)に、代表的なサンプルを採り、適切なサンプリングボトルに入れる必要があります。ドレンプラグからサンプルを採る方法は、お粗末なやり方です。サンプルを1つ採っても、ある程度の情報は得られるでしょう。しかし、油分析というのは、ある一定期間サンプリングを行い、結果の傾向分析をするものです。ようは、一定のパターンを見るのです。
機械の中の油の運転時間が重要です。もし油を交換したばかりだと、油は実質的に新油で、全てが新しい状態に見えるでしょう。これは、本来の状態を示していません。サンプルを分析したラボは、あなたに役立つよう試験結果の基礎的な解説をするでしょう。一般的な分析費用は、サンプルあたり、約25ドルです*。
(*編集部注:北米の標準費用です。日本の分析ラボとは異なります)
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潤滑小事典の解答 |
解答)正常な運転温度で、10〜300 cSt(センチストークス)。
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Lube-Tips Newsletter Japan
発信元:日本ノリア編集部
ルーブ・チップス ニュースレター
2007年07月02日 No.31 |
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“潤滑人”は利益を生み出す |
今日の「ちょっとしたヒント」
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1.延長配管のグリース
2.自動車のオイルドレン頻度
3.汚染物質と粘度低下
4.合成基油の違い |
今日のヒント1:延長配管のグリース |
給脂しやすいように機械のフレームから外に取出したグリース配管に注意しましょう。なぜなら、これらの延長配管には、数回の注入量以上のグリースが入っていることがあり、そのため、古く劣化したグリースが給脂されてしまうからです。振動、時間、温度変化などによって、グリースの増ちょう剤から重要な油成分が抽出され、管の中に乾燥した石ケンとして残ることになります。
軸受が見えない場所では、多数の問題が気づかないうちに起こります。最善の方法は、軸受にできるだけ近い場所に給脂口を設けることです。軸受の点検もできるようになり、新鮮なグリースが確実に空洞部に入ります。
(投稿:ウイリアム・モルガン、Morgan & Associates 保全技術者)
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今日のヒント2:自動車のオイルドレン頻度 |
油の品質は、オイルドレン頻度を決める重要な要素である。グループ2、グループ3および従来の合成基油のような優れた基油で調合された潤滑剤を使えば、油の寿命を延ばし、オイルドレン間隔を長くできる。
オイルドレン間隔が、すすやシリカのような汚染物質によって決まってしまうとすると、せっかくの優れた基油の性能も無駄になる。 良い酸化防止剤と洗浄剤を組み合わせたプレミアム添加剤は、ドレン間隔に大きく影響する。ある大手石油会社は「これがドレン間隔を伸ばす鍵だ」、という意見をもっている。他の大手石油会社は、プレミアム基油と添加剤を使うことで、ガソリン乗用車25,000キロごとのオイルドレンを奨励できるようになっている。
油溜め容量は、もう1つの大きな要素である。油溜めの大量の油は、簡単に言えば、油の中で発生するすすや酸化を処理するため大量の添加剤を必要とする。
ある事例では、ラインに追加したろ過装置が、ろ過能力の改善を目的とするよりも、油量を増やすために機械の一部(エンジン)に追加されている。
出典書籍:「Lean, Reliable and Lubed 2007」最新コンファレンス予稿集
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潤滑小事典 |
あなたの知識を試してください。ICML検定問題の1つです。
質問)「油の粘度を下げる3つの汚染物質の名前を挙げなさい」
解答はこちら
ICML検定について詳しくはこちら |
読者の質問から:合成基油の違い |
質問)「洗浄能力の面で、グループ3とグループ4のエンジンオイルをどのように比べるのですか?私は、高燃比エンジンにおいて、汎用油から合成PAOに切り替える際の、潜在的な問題について理解しているつもりです。しかし、グループ3に切り替えると、リスクは少なくなるのでしょうか?
私の見方では、エステルは溶剤および洗剤のように作用し、そして分散剤はスラッジおよび他の汚染物質に付着して、そのままの形で除去していきます。」
解答)ボブ・スコット(Noria Corp.)
ほとんどのエンジンオイルは、最新のAPIガソリン「SM」およびジーゼル「CJ-4」の性能表示に合うようグループ2(水添処理)あるいはグループ1(汎用鉱油)およびグループ2の基油の混合品で調合されています。
グループ3とグループ4(PAO)基油は、両方とも合成油(1999年以降)と考えられているので、全合成油としてラベルがついている油は、グループ3あるいはPAOあるいは両方を含んでいるでしょう。部分合成、セミ合成、あるいは合成混合油は、グループ1およびグループ2(鉱油)に、ある程度のグループ3あるいはPAO(合成)を加えたものを含んでいるでしょう。
あなたの質問は少々学問的です。末端消費者である我々には、油の調合会社がどのような特定基油を使用したのか分かる表示もありませんし、我々がグループ4(PAO)エンジンオイルに対し、グループ3のエンジンオイルを買っているかどうか、全く分からない状況です。
しかし、学問的観点からは、グループ3およびPAOの洗浄能力は似たもので、一般的に弱いと言えるでしょう。さらに、グループ3(グループ1と反対に)をPAOに切り換えるなら、シール問題などの危険性は少ないと思います。それは、グル−プ3とPAOは化学的に似ているからです。
エステル合成基油は、グループ2、3あるいはPAO基油より高い溶解性があります。これは添加剤や堆積物をすぐに溶解し、ある程度シールを膨潤させるでしょう。そして、ある種の塗料も除去するでしょう。これらの特性は役立つので、ある油調合会社は、合成油の特性を改善するために、彼らの合成基油(グループ3およびPAO)の中に、少量のエステル系基油を添加しています。
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潤滑小事典の解答 |
解答)燃料、溶剤、冷媒
英語版はこちら
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