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Lube-Tips Newsletter Japan  発信元:日本ノリア編集部
ルーブ・チップス ニュースレター
2007年04月23日 No.26
 潤滑油の言いたいことを聴けていますか?
今日の「ちょっとしたヒント」
1.銅の増加にご用心!
2.ドラム缶の搬送には
3.油膜内の摩擦
4.オフラインろ過のヒント

今日のヒント1:銅の増加にご用心!
 潤滑油中の銅濃度が数百ppmを超えた、と判明したら「最大級の警告」にあたる危険な状態だということを覚えてください。逆に、潤滑油中の銅濃度の膨大な増加は、めったに機械の摩耗起因とはなりません。皮肉にも、潤滑油中の微量な銅濃度レベルの増加がまずいのであって、変化に至る詳細な原因調査が必要となります。
 一般に、銅合金の摩耗が原因で油中の銅濃度レベルが増加した場合、銅合金組成中の鉛、アルミニウム、亜鉛などの濃度増加を伴います。青銅や黄銅の合金元素の量は少なく、銅合金の数パーセントに留まります。これらの潤滑油中の濃度変化は数ppmレベルですが、銅濃度レベルが増加している場合は、要注意です。

今日のヒント2:ドラム缶の搬送には
 倉庫から製造現場まで、あるいは現場から倉庫まで、ドラム缶を効率的に搬送するために、ハンドリング装置を活用しましょう。例えば、手動や自動のフォークリフトやスタッカが広く使用されています。
 溝型鋼を天井梁に設置し、チェーンブロックやドラムスリングが設置されたトローリーを用い、倉庫からドラムを搬出します。このタイプの設備を用いると、フォークリフトよりも床面積が少なくて済みます。
 これらの装置は米国の場合、OSHA(労働安全衛生省)の規制の対象です。各地の安全規制基準に合致しているか、確認は必須です。

出典書籍:「 Lubrication Fundamentals

潤滑小事典
 あなたの知識を試してください。ICML検定問題の1つです。
質問)「2表面が潤滑剤を介して分離される場合も摩擦が生じますか?」

解答はこちら

ICML検定について詳しくはこちら
読者の質問から:オフラインろ過のヒント
質問)「幅12フィート(3.7m)、奥行き15フィート(4.6m)、高さ10フィート(3m)という大型貯油槽の底部近傍のサクションラインに、オフラインろ過システムを接続しました。戻り配管は、サクションライン近傍から6フィート(1.8m)の近傍に設置されています。これらの位置は許容範囲ですか?ろ過油と戻り油の混合を避けることができますか? さらに距離をとって、2つのラインを分離させるべきですか?」

解答)ジェイソン・コフシェンスキー、 Noriaシニアテクニカルコンサルタント

 理想的には、サクションラインと戻りラインは、可能な限り距離をおいて設置すべきです。貯油槽中にバッフル(仕切り板)がある場合は、サクションラインと戻りラインが反対側になるように接続した方がいいでしょう。
 私なら、オフラインろ過のためのサクションラインとシステムからの戻りラインは、貯油層の下部からおよそ5〜10インチ(12.7〜25.4cm)離し、貯油槽へのメイン戻り配管近傍に設置するでしょう。サクションラインは、できるだけオフラインポンプの近くに設置しましょう。
 また、戻りラインは、貯油槽の対角部への設置を推奨します。可能なら、ラインの端に拡散器を設置し、油面の上側で油を取るようにしましょう。

潤滑小事典の解答

解答)流体の摩擦が残ります。これは流体の流動に対する抵抗、すなわち粘性によるものです。

英語版はこちら


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ルーブ・チップス ニュースレター
2007年04月09日 No.25
 潤滑油の言いたいことを聴けていますか?
今日の「ちょっとしたヒント」
1.サンプルボトルの蓋
2.機械の手話を理解しよう
3.乳化した油
4.エア汚染の怖さ

今日のヒント1:サンプルボトルの蓋
 オイルサンプリングのボトルにラベルを貼る時は、ボトルの蓋にもラベルを付けてください。もし、良いサンプルが入っているボトルに、悪いサンプルボトルの蓋を閉めてしまったら、サンプルは当然汚染されます。この汚染されたサンプルのテスト結果が間違った結果になるのは言うまでもありません。ボトルと蓋、両方のラベル表示は、この問題の防止に役立ちます。

今日のヒント2:機械の手話を理解しよう
潤滑油や機械が、どのような“兆候”を示すかについて、学ぶことから始めましょう。言葉を持つ人間とは異なり、機械は、不具合や、何か異物がシステムに侵入したことを伝えるために、「手話」を使います。機械が伝えるサインまたは兆候に気づくことは、機械と共に働き、機械の世話と給油脂に対して責任がある人々の備えるべきスキルです。トレーニング、実践、モチベーションが、スキル向上の鍵となります。

(ジム・フィッチ、Noriaシニアテクニカルコンサルタント)

記事の続きはこちら(英文)

潤滑小事典
 あなたの知識を試してください。ICML検定問題の1つです。
質問)「水による乳化は油の粘度にどんな影響を与えますか?」

解答はこちら

ICML検定について詳しくはこちら
読者の質問から:エア汚染の怖さ
質問)「油圧システムの1つに空気が混入したようで困っています。エア汚染が及ぼす悪影響について教えてください」

解答)ドリュー・トロイヤー、 Noriaシニアテクニカルコンサルタント

 エア汚染は、油圧システムに多くの危害を引き起こします。機械が目に見えて泡立っていなければ、あるいは循環油がリザーバーの上部から戻るような場合、残念ながら我々は時々、この“破壊的な汚染物質”を見落します。
 エア汚染が及ぼす“信頼性低下の脅威”を以下に示します。

●スポンジ状態:空気は、圧縮により体積を変化させます。空気の混入により、油圧システムは制御性を失い動作速度が低下します。いったん制御不能になると、スループットは遅くなり、時として死傷事故を招いてしまう場合もあります。

●気体のキャビテーション:いくつかの文献が、気体(エアやガス)のキャビテーションが摩耗の原因になることを指摘しています。異音のみが発生すると指摘する文献もあります。可能な限り、空気の混入を防ぐようにしてください。

●酸化:酸化の速度は多くの要因に影響されますが、油と空気の接する境界面積に比例します (空気に含まれる酸素の影響です)。

●熱劣化:気泡は3,000psiまで圧縮されると、気泡の温度が1,000度C以上にまで上昇するのを知ってましたか? この温度は、空気と潤滑油の境界面で潤滑油を熱劣化させるのに十分な温度で、オイルの色の黒化や、ワニスが機器の表面に蓄積し、煤けた外観の原因となります。

 結論として、空気取込みや発泡の兆候に厳重に注意してください。また、定期的に潤滑油の脱気を実施し発泡の傾向を確認してください。問題が再発するようなら、潤滑油仕様やタンク設計の見直し、タンク底部のサクション管の漏れチェックもお忘れなく。

潤滑小事典の解答

解答)粘度が増加します

英語版はこちら

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