Lube-Tips Newsletter Japan
発信元:日本ノリア編集部
ルーブ・チップス ニュースレター
2006年12月04日 No.17 |
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潤滑油の言いたいことを聴けていますか? |
今日の「ちょっとしたヒント」
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1.クーラントは軸受を壊す
2.貯蔵室はこんなふうに
3.汚染防止のアクセサリー
4.4つの固体潤滑剤
5.酸価とタイミングオイル交換時期
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今日のヒント1:クーラントは軸受を壊す |
10年の間稼働したいくつかの機器のうち、クーラントの汚染によるスラスト軸受の損傷が2年ごとに生じるものがありました。軸受はハウジングにセットされ、キャップ側端のみがシールされている状態です。ボールスクリュー側にはハウジングに設置したゴム製バンパーが設置されていますが、ボールスクリューのネジから滴るクーラントが軸受
に到達してしまいます。これが、充填したグリースを洗い流すだけでなく、汚染も引き起こしています。
私たちは、クーラントが軸受ケーシングに到達しないように、ボールスクリュー周囲に圧縮空気吹き付ノズルを設置し、ブローオフしました。この対策と、自動遮断システムの導入により、メンテナンスコスト、生産コストを大幅に低減できました。
(投稿:Ryan Schlumbaum, Maintenance, Busch Mfg.)
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今日のヒント2:潤滑油貯蔵室はこんなふうに |
潤滑油の適正な温度管理は重要です。貯蔵室は、コークスのダスト、セメントのダスト、織物くず、さらに、埃やすすなどの汚染源から離れた位置に設置して下さい。また、定期掃除スケジュールを決め、清潔な状態を保って下さい。これらの原則は、潤滑油の供給設備全てに適用しなければなりません。この原則に外れる場合、汚染のみならず、生産性の低下を招いてしまいます。
汚染と異物の混入は、絶対に避けるべき重要事項です。したがって、ルールに基づく整然さが必要です。供給設備にはラベルを貼り、コンテナから充填を受ける場合はラベルを照合してください。供給設備とコンテナのラベルは、常に読みやすくしてください。潤滑油の保管庫には、洗浄用油などの乾性油を決していれないこと。もし、それらが潤滑システムに侵入した場合、潤滑不良はもちろん、装置の停止に至ります。
出典書籍:「Practical Lubrication for Industrial Facilities」より
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今日のヒント3:汚染防止のアクセサリー |
多くのOEMメーカーは、オリジナルメーカーと比べて最低限の汚染防止設備しかありません。汚染防止の装置は“オプション”です。これらのオプションは、コスト増となりますが、コスト以上の真価を発揮するはずです。以下の汚染防止チェックリストは特定の機器に有効です。採用の際の参考として下さい。
- 循環系の全てに、捕獲サイズと捕捉効率が適正なベータ定格のオイルフィルタを設置する
- 高性能ブリーザーに、捕獲サイズと捕捉効率が適正なオイルフィルタを設置する
- 油圧シリンダーに、汚染物質侵入防止用のロッドブーツを設置する
- ほこり、水、スラッジや大気、ガスなどの汚染物質除去が可能なバッファ容量のある貯油槽を設置する
- グリース給油口に、ほこりの保護カバーを設置する
- 油浴・はねかけ方式で潤滑する機器にオフラインフィルタを設置する
- 大容量の貯油槽のヘッドスペースのパージ、もしくはヘッドスペース管理設備を設置する。
詳しくはこちら!(英文)
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潤滑小事典 |
あなたの知識を試してください。ICML検定問題の1つです。
質問)「ギヤ用油/グリースの固体潤滑剤の性能を決める物質を4つ挙げてください」
解答はこちら
ICML検定について詳しくはこちら |
読者の質問から:酸価とタイミングオイル交換時期 |
質問)「予防保全プログラムに酸価(AN)試験を追加すべきですか?」
解答)ノリア テクニカルコンサルタントチーム
AN試験は通常、油の分析計画戦略の一環とされています。AN試験を実施する主な理由は、時間基準のオイル交換ではなく、油の状態基準のオイル交換時期を決定するためです。 ANは、潤滑油の酸化に起因した有機酸の蓄積量により変化するため、油の酸化問題の警告となります。このため、オイル交換を計画することができます。正しく適用されれば、潤滑油の過度な長期間供用による設備損傷の危険を回避しつつ、潤滑油の寿命の最適化が達成できます。 AN試験は、ディーゼルエンジン油を除いてほとんどの潤滑油に適用されます。分析コストは、潤滑油のドレイン時間の延長などでバランスします。
管理されたほとんどの分析ラボは、正確にANを測定することができますが、我々は、使用済潤滑油の分析に、ASTM D974(比色法)よりむしろASTMD664(電位差滴定法)の適用を強く提案します。電位差滴定法は、比色法より正確で、特に暗い色調の油分析に有効です。
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潤滑小事典の解答 |
解答)二硫化モリブデン、黒鉛、PTFE、ホウ酸エステル
英語版はこちら
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