Lube-Tips Newsletter Japan
発信元:日本ノリア編集部
ルーブ・チップス ニュースレター
2006年10月23日 No.14 |
|
潤滑油の言いたいことを聴けていますか? |
今日の「ちょっとしたヒント」
|
1.粒子は粒子を産む
2.機械の停止間隔の伸ばし方
3.ギヤのピッチング摩耗
4.キャプテン“カイゼン”
5.異なる試験結果の理由
|
今日のヒント1:粒子は粒子を産む |
アブレシブ摩耗は、潤滑された機械の摩耗連鎖を引き起こす場合があります。 典型的な摩耗連鎖は以下の通りです。
−摩耗粒子が加工硬化します。
−加工硬化した粒子が、より多くの粒子を生成します。
−生成した粒子が加工硬化します。
この連鎖は、ろ過によって粒子がなくなるまで、あるいは機械が損傷するまで継続します。
|
今日のヒント2:機械の停止間隔を50%伸ばせますか? |
信頼性の専門家は、故障解析や定期点検時のデータが有効利用されていないとみています。メンテナンスは、太陽と月との関係のように、月例もしくは年単位で決めるべきことですか? 定期保修のための停止と故障との本質的違いは何ですか? と自問自答してみましょう。メンテナンスの必要性は認識されなければなりませんが、多くの場合、種々の停止ニーズの分析で、“予定メンテナンス”の間隔を大いに伸ばすことができます。適切な分析・対策を実施したプラントで、メンテナンス間隔を50%以上改善できなかった事例はないはずです。
出典書籍:「Practical Plant Failure Analysis」より
|
潤滑小事典 |
あなたの知識を試してください。ICML検定問題の1つです。
質問)「ギヤ歯上にピッチング摩耗が発生するのは、どこでしょう」
解答はこちら
ICML検定について詳しくはこちら |
リーン生産のすすめ |
●リーンエンジニアリングで200万ドルの生産性向上を達成
ノースカロライナ州アルバマールのPreformed Line Products(PLP社)は、リーンエンジニアリングにより製造、品質、費用、配送の状況を改善しつつあります。PLP社は、ノースカロライナ州立大学の工学部 公開講習部の講師
と協調し、リーンエンジニアリングを導入する事により特筆すべき成果を上げました。今日、PLP社は2002年に比較して、少なくとも200万ドルの効率向上を達成しています。
PLP社ではケーブルを製造しています。 製品は、通信、エネルギー、さらに、ケーブルテレビビジネスで使用されています。
アルバマールの郊外、25エーカーの土地に、27万8000平方フィートの工場を有しています。 プラントの従業員、160名全員がリーンエンジニアリングのトレーニングを受け、そのおよそ半数がリーンに深く係わっています。
●キャプテン“カイゼン”
アルバマール工場では、1人の熱心な従業員(Mark Stogner)が、キャプテン“カイゼン”として知れわたっています。「ノースカロライナ州立大学のリーントレーナー、David Ballが,デモとして、我々にリーンの効率性を示す簡単な実習をさせた時から、リーンエンジニアリング信奉者になった」(Stogner氏)。「過去に、見たことがない手法だった。 私は今、リーンが選択すべき方法であることを知った。皆を改善に関わらせることで、我々は改善を続けることができる。続けるためには、多くの改善事項が必要となる。そして、最初の結果が得られると、次の改善事項を得るため、ブレーンストーミングが始まる」。
2003年に、ノースカロライナ州の公開講座講師は、PLP社と共に30名の従業員に対して、リーンエンジニアリング講座を100クラス開催しました。最初の研修生は、法人本部から直接の奨励を受け、リーンエンジニアリングに関して、さらに深く学ぶことに没頭できました。 PLP社は2004年後半に、ノースカロライナ州からIncumbent Workforce Development Grant(現職労働力開発の助成)を受けました。そして、2005年に、大学と共に活動の嵐に加わりました。
この続きは「Reliable Plant」(英文)のサイトから!
|
読者の質問から:異なる試験結果の理由 |
質問)「最近、タービン油のサンプルの分析の依頼を受けました。2つの試験機関で水分離性試験(ASTM1401)に不合格、1試験機関で水分離性試験に合格となった油です。サンプルを不合格とした2試験機関の結果は、5-25-50および3-24-53です。 また、サンプルを合格とした1試験機関の結果は、40-40-0でした。この結果の違いは何を意味しますか?」
解答)Jim Fitch, Noria Corporation
結果から考えると、「40-40-0」と報告した試験機関は、実際には試験を実施しなかった可能性があります。むしろ、最初の2つの試験機関の報告が信用できるでしょう。
確認は非常に簡単です。油と等量の水を混合器に入れて混ぜてください。その後、それらをメスシリンダーに注ぎ静置します。油と水が30分未満で完全
に分離するなら、40-40-0とみなせます。
|
潤滑小事典の解答 |
解答)ピッチラインあるいは他の転がり接触部
英語版はこちら
|